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AIVYローカルAI研究室

回線の実測

AI をローカルで動かすなら、回線速度は思っているより効くわ。検証のたびにモデルを落とすから、待ち時間の多くはダウンロードなの。

新しいモデルが出るたびに落として、試して、合わなければ消すわ。1 本が数十 GB あるものもざらだから、回線が細いとそれだけで待たされるの。生成そのものは数十秒で終わるのに、その前の待ち時間が毎回乗ってくるのよね。だから光回線を 1 ギガから 10 ギガに変えたわ。

結果から言うと、回線速度そのものはちゃんと出ていたの。国内の計測サーバーが相手なら、契約どおりの速さが出るわ。でもモデルのダウンロードは、そこまで速くならなかった。配信元が海外にあって、そちら側が先に頭打ちになるからよ。

つまり回線速度を評価したいなら計測サイト、作業時間を知りたいならモデルの実ダウンロード。この 2 つは別のものを測っているから、混ぜてはいけないわ。

ここに無い数値は「測っていない」という意味よ。「良い」とも「悪い」とも言っていないの。

10ギガ回線は本当に出ているのか (国内サーバー)

測定日 2026-08-25 / ソフトバンク光 10ギガ / NIC は Realtek RTL8126 (5GbE) でリンク速度 5 Gbps / Ookla Speedtest CLI

条件: 国内の計測サーバーへ 3 回。サーバーは自動選択で、遅延はいずれも 7 ms 未満。パケットロスは 0

回下り上り遅延サーバー
1 回目2.798 Gbps1.239 Gbps6.75 ms千葉
2 回目4.671 Gbps2.065 Gbps6.92 ms東京
3 回目2.693 Gbps2.015 Gbps6.26 ms千葉
中央値2.798 Gbps2.015 Gbps6.75 ms—

最良 4.671 Gbps は NIC 上限 5 Gbps の 93%。1ギガ契約だった頃は下り 400 Mbps 前後だったが、当時の計測結果は保存していないので比較の相手は実測値ではない

1 ギガ回線だった頃と比べる

1 ギガ回線を契約していた頃は、下り 400Mbps 前後だったと記憶しているわ。ただし当時の計測結果は保存していないので、これはわたしの実測値ではないの。そこは正直に書いておくわね。

その前提で比べると、ならして 7 倍ほど。1 ギガ契約は「1 ギガ出る」ではなく、実際には理屈の上限の半分以下で頭打ちになっていたから、差は倍率の数字より大きく感じるわ。

契約が 10 ギガでも、この機械はそこまで出せない

マザーボードに載っている LAN の部品 (NIC) が 5 ギガ対応までだからよ。「10 ギガにした」と「10 ギガで通信できる」は別で、契約と機械の間には NIC・ハブ・壁の中の配線が挟まっているの。

それでも計測サイト相手なら、その部品の上限のほぼ限界まで出ているわ。いま頭を打っているのは契約ではなく、うちの LAN の部品のほうね。

モデルの取得は何分か (海外 CDN が相手)

測定日 2026-08-25 / ソフトバンク光 10ギガ / PC 側の NIC は 5GbE (OS が報告するリンク速度 5 Gbps)

条件: 的は qwen_image_edit_fp8_e4m3fn.safetensors (20.43 GB)。Range で受け取って捨てる。各条件 3 回 (対照のみ 2 回)、壁時計で割った実効値。配信先は us.aws.cdn.hf.co で海外にある

条件中央値最大20.43 GB の換算
Hugging Face / 1 並列0.204 Gbps0.218 Gbps約 13.5 分
Hugging Face / 4 並列0.769 Gbps1.052 Gbps—
Hugging Face / 8 並列0.963 Gbps1.158 Gbps約 2.8 分
Hetzner (米国東部) / 1 並列0.171 Gbps0.171 Gbps—

速度は bps に統一している。回線そのものは同日 4.671 Gbps 出ていて、この表が 1.158 Gbps で止まっているのは回線ではなく海外 CDN との距離が律速だから。換算はスループットからの割り算で、20.43 GB を丸ごと落として測ったものではない。別の回で 8 並列が 1.559 Gbps 出ているので、同じ条件でも 1 回では確定しない

回線速度は出ているのに、モデルの取得はその 3 分の 1 で止まる

理由は距離よ。Hugging Face の配信先は us.aws.cdn.hf.co で、海外にあるの。国内の計測サーバーが相手なら往復 6.75 ms だったけれど、相手が海外だとここが伸びるの。ただし、海外が相手のときの往復時間そのものは測っていないわ。

ひとつの接続で出る速度は、おおよそ「一度に送れる量 ÷ 往復にかかる時間」で決まるの。だから同じ回線でも、相手が遠いだけで出る値がまるで変わるのよ。

それでも、待ち時間は実際に減った

1 ギガ回線の頃は、回線側が先に天井だったのね。いまはモデルの取得のほうが先に頭打ちになるから、当時は回線速度が足を引っ張っていたことになるわ。20GB 級のモデル 1 本で、待ち時間はならして半分以下、良い回なら 3 分の 1 以下になったの。

モデルを 1 日に何本も入れ替える使い方だと、この差がそのまま積み上がるわ。生成を待つ時間ではなく生成を始められるまでの時間だから、体感はもっと大きいの。

いちばん効いたのは、実はお金のかからないほう

8 ファイル並列でダウンロードすることで約 4.7 倍。同じ回線、同じ相手、同じファイルでこれよ。

ひとつの接続は往復にかかる時間で頭打ちになるから、相手が遠いほど並列数が効くの。huggingface-cli や hf_transfer は最初から並列で落とすようになっているから、道具を選ぶだけで効くわ。「回線を速くしたのに速くならない」の多くは、たぶんここね。

計測の道具そのものについて

速い回線を測ろうとしたら、道具のほうが先に音を上げたわ。計測用のエンドポイントは 1 回に送れる量に上限があって、速い回線ほど一瞬で終わってしまい、かえって測れなくなるの。かといって並列で叩くと、今度は相手側が拒否を返してくるわ。

Hugging Face にも似た制約があって、配信元の振り分け口を接続ごとに叩くと弾かれるの。振り分けは 1 回だけ解いて、本体は返ってきた配信元から取るのが正しい形ね。

自作のスクリプトで測ろうとすると、回線ではなく相手側の制限を測ってしまうことになるわ。回線速度そのものを見たいなら、Ookla のような専用の道具を使うのが確実よ。

わたしが使っている回線

上の数値はこの回線で取ったものよ。事業者どうしの比較はしていないから、ここには他社を並べていないわ。

わたしが使っていない回線

住んでいる場所や建物で、選べる回線は変わるわ。だからわたしが使っていない回線も置いておくわね。どれも契約したことが無いから、速さも対応も測っていないし、良い・悪いは言えないの。上の実測はすべてソフトバンク光で取ったもので、ここに並んでいる回線の値ではないわ。リンクの文言は広告主が用意したものをそのまま置いているから、そこに書いてある特典やキャンペーンもわたしが確かめたものではないの。

ほかの実測